減資の理由をどのように説明したら良いでしょうか。
弊社は現在、資本金が1億円超ですが、税務メリットを受けるために、1億円未満にしようと考えています。
それに伴う、債権者保護や公告などの手続きの際、減資する理由をどのように説明するのが一般的でしょうか。
さすがに、税務メリットを享受するためとは書けないと思いますので、何かいい表現があれば教えてください。
また、事例などもございましたら、教えてください。
税理士の回答

藤本寛之
おそらく無償減資をして、資本金を1億円「以下」にし、中小法人としての法人税の軽減税率の適用、交際費の800万円までの損金算入、外形標準課税の適用除外を受けようとされていると思います。
私も過去に数件、1億円以下への減資を行った経験がありますが、公告等への理由記載は特に行っていません。
株主総会における表向きの説明も「機動的な資本政策の一環での減資」や「会社規模に応じた資本金にするための減資」といった少しぼやかした説明しかしていません。

債権者保護のために減資公告を行うのですが、公告に理由の記載義務はないと思います。現在手続き進行中の減資は均等割りを減らしたくて行ったのですが、理由は記載されずに公告されました。(減資手続きは司法書士に頼みました)。
本投稿は、2018年05月14日 18時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。