事務所兼自宅の土地・建物の仕訳、固定資産の登録について
お世話になっております。
この度、土地を購入し家を建てました。事務所兼自宅(事業割合20%)にします。
その土地の扱いについてお尋ねします。
【質問1】
土地の固定資産への登録、仕訳についてですが、事業部分と家事部分は分けることになるのでしょうか?
・分けない場合は
土地:取得価格 / 預金:自己資金額
借入金:借入額
・分ける場合は
土地:取得価格*20% / 預金:自己資金額*20%
借入金:借入額*20%
事業主貸:取得価格*80% / 預金:事故死金額*80%
借入金:借入額*80%
とするのでしょうか?借入金の按分なども存在するのでしょうか?
【質問2】
質問1でお答えいただいた仕訳の場合、返済時の仕訳はどのようになるのでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

いずれの方法でも所得金額が合っていれば間違いではないのでしょうが、不動産、借入金とも総額で計上する方が経理上適しています。
理由
1.分けると取得価額の総額が貸借対照表でわからない。売却の際、取得費が一目でわからない。
2.事業割合が変わることもある。
3.建物の減価償却の計算は、決算書上、総額から求め、事業割合を乗じて求めることになっている。
4.借入金についても、分けると貸借対照表で総額がわからない。
仕訳
返済時
借入金 / 預金
支払利息
決算時
事業主貸 / 支払利息 20%相当額
よろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございます。
総額で計上した方が良い理由もよくわかりました。
土地についてなのですが、土地は減価償却できませんよね。
私の使っているソフトでは土地については事業割合を入力する分がないのですが、総額で固定資産に登録して良いということでしょうか?

ご返答ありがとうございます。
仰っている通り、土地は減価償却資産ではございませんので、減価償却資産(建物や車両、備品など)を登録する画面では、登録の必要はございません。
ただ、貸借対照表には土地として計上することになりますので、仕訳の際、土地という勘定科目を使っていただけましたら、自動的に貸借対照表に計上されることになります。以後、処理の必要はございません。
建物を例にあげさせていただいたのは、総額の表示が相応しいとする説明のためでした。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
つまり、仕訳の際に土地という勘定科目を使って、総額を計上すればそれで良いということですね。
すると自動的に固定資産の一覧に登録されるのですが、そちらも事業割合等を考慮せずに総額で登録されたままにすれば良いということで合っていますか?

ご返答ありがとうございます。
はい、土地の総額計上です。
ソフトにより様々ですが、土地が自動的に登録されるシステムなのですね。
総額で表示されたままで結構です。
土地に関係する経費としては固定資産税がございますが、20%を経費に計上されることになると思います。第三者(税務署)目線でわかるように、事業割合の欄に20%という数字だけでも残せれば良いと考えます。(これは私見です)
よろしくお願いいたします。
大変分かりやすく勉強になりました。
ご返答ありがとうございました。
本投稿は、2019年12月09日 16時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。