相続税 夫婦間口座
夫婦間贈与税について問い合わせします。
夫:会社役員、妻:会社員(夫とは別の会社)
結婚30年の夫婦ですが、家計管理は妻である私が全て行っています。
①毎月夫の給与から50万ほど引き出し、妻の口座に入金しています。妻名義のクレジットカードで生活費を使い、妻の口座で引き落としてきました。
② 3年前に夫が会社の持ち株を売り900万ほど夫の口座に入金がありました。そのうち400万ほど、妻の銀行口座に移し、投資信託をしました。
③ 1年前にも夫が会社の持ち株を売り、1150万ほど夫の口座に入金がありました。そのうち500万ほど妻の口座に移し投資信託をしました。
② ③どちらも老後、家のリフォーム、車の購入のための資産運用でした。
最近になって夫婦間の口座振替も贈与税にあたることを知りました。上記①から③は贈与税に当たりますか?
妻の年収は約400万です。
妻の投資信託は購入後、引き出した事はなかったと思います。安直に妻の口座のほうが管理上便利だったため、妻の口座に入金、運用してしまっていました。
どのようにすれば贈与税がかからない、またはかかっても最小で済むか教えていただきたいです。
手続きは税務署に行けば良いのでしょうか?
何も知識がないため、とても不安で相談させていただきました。
何卒よろしくお願いします。
税理士の回答
こんにちは。
投資信託の契約者は奥様で宜しいでしょうか?
奥様であれば、贈与税の対象となります。
投資信託の契約者がご主人であれば、投資信託に関する贈与税は掛からないでしょう。
次に、生活費として毎月50万円の移動があるとの事ですが、こちらについては、毎月の生活費が50万円を超えている場合は、そんなに問題にはならないでしょう。
これが、毎月の生活費は30万円程度で、20万円は貯金として増えていってるよということであれば、こちらも贈与税の対象になる可能性はあるかと思います。
ご検討ください。
ご返信ありがとうございます。
結婚してから30年間、夫の給与で生活費を使い、その残りを貯蓄をしてきました。
正直今となってはどのように貯蓄してきたか自分でも把握できていません。
夫の給与を夫名義の貯蓄に回したり、私名義の貯蓄に回したりしてきたと思います。
私も正社員として20年働いてきました。
年収が約400万ですが、私の収入を貯蓄に回したりもしています。
今後は夫の収入の分は夫名義の貯蓄にするつもりですが、今までの年月の貯蓄はいくらが贈与税にあたるのか、自分でも把握できません。
贈与税は税務署が調べ、確定するのでしょうか?
生活費は私名義のクレジットカードで私名義の銀行から落ちるようになっています。
夫名義のクレジットカードを使い、夫名義の口座から落ちるようにしたほうが良いのでしょうか?
また、贈与税は30年前からかかってくるのでしょうか?
ご返信のほどよろしくお願いします。
こんにちは。
返信が大変遅れまして申し訳ありません。新たなメッセージを頂いていたことを知りませんでした。たぶん、携帯電話での利用ではなく、パソコンでの利用をしているため、これが原因かと思われます。
失礼いたしました。
贈与税は税務署が疑義を持てば、税務署が調べます。
しかし、贈与税も法律であり、贈与税にも時効というものがあります。この時効の悪用は感心しませんが、6年以上前のものについてまで贈与税を課すという事はしないでしょう。ただし贈与ではなく金銭の貸し借りという問題も残りますが・・・。
今後につきましては、記載された通り、ご主人の収入から貯蓄するのはご主人の貯蓄として管理してください。
今後につきましてもクレジットカードはしっかりと使い分けをしてください。
この30年間が贈与税の対象になることはないと思われますので、そこは安心してください。
なお、この30年間で、ご主人の稼いだ資金から奥様の貯蓄に回った資金と、奥様のクレジットカードで決済された生活費とで相殺されたと考えて下さい。
もちろん、細かく見ていけば、貯蓄額と生活費とで誤差が生じるのは当たり前ですが、そこは割り切ってすでに清算されたものと考えてください。
変に細かく考え出すと、つじつまが合わなくなり、より不安になってしまうでしょう。
シンプルに考えましょう。
ただし、これからの資金管理はしっかりと行ってください。これが条件となります。
もしも不安でしたら、本文章をプリントアウトして保存してください。
もし、将来贈与税という問題が発覚したときは、本文章を税務署にご提示してみて下さい。
税務署もある程度は理解を示してくれると思います。
宜しくお願いいたします。
解答が遅れましたことを、深くお詫びいたします。
大変ご丁寧なご返信ありがとございました。
今にいたるまでの状況がどうなっているのか、自分でも今となってはわからず不安でしたが、少し安心しました。今後はしっかりと口座を分けて管理していこうと思います。
ありがとうごさいました。
本投稿は、2024年05月22日 14時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。