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4月から6月の残業について

よく4・5・6月に残業すると社会保険料が増え手取りが減るといわれますが、
したらしたで残業代が手に入ります。
しなければもちろん残業代はつきません。
等級が上がり増加する税金と貰える残業代を天秤にかけたら残業代の方が高くなるので
手取りも増えて年金も増えるので4・5・6月に無理して減らす必要はないと思うのですがこの考えは間違いでしょうか。
ちなみに平均標準報酬月額は24〜30万の間になります。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

保険料額表はご覧になられていますか?
各等級、下限と上限を除くと、報酬月額 円以上~円未満の範囲があり、残業しても下限金額から上限金額の範囲内ならば、等級は変わりません。元々、上限に近い金額だった場合、少しの残業でも等級は変わります。
なので個別に見ると思ったほど影響がない場合も、影響が大きくでる場合もあります。

大雑把に考えて見ると、料率は健康保険と厚生年金で30%弱程度です。このうち社員負担は半分の15%程度ですから、4~6月だけ多く残業すると、高くなった分15%×12ヶ月=180%となり、手取りが減ります。ただ、年金は将来多くもらえるので、単純に損ではありません。

健康保険は短期的な保障なので、傷病手当金などもらう事態にならなければ、損と言えば損です。この部分は、ご自身で生命保険の医療保険に加入し、病気や怪我をしなかった場合と似ています。
健康保険の保険料率は40歳で介護保険の有無があるものの、民間の生命保険は年齢による料率の増減のような感じではありません。

この点は、健康保険と厚生年金の等級の金額は、下限又は上限が違うものの自由に選択はできませんから損得はトータルで考えるしかないでしょう。

ご自身で年金を増やすべくiDeCoなどを行う人もいるくらいですから、手取りが減っても、等級を上げる選択もありだと思いますが、負担が増えるので、4~6月の残業は損という表現になるのでしょう。

よくよく考えて見ると、4~6月残業して、1万円標準報酬が上がるということは3万円多くもらっています。
月々、保険料が1500円上がっても、12ヶ月で18,000円です。
30,000-18,000=12,000ですから、手取りは増えていますね。(実際には税金が上がるので、この金額ほどは手取りは増えませんが、手取りが増えるのは間違いありません。)

この部分、訂正します。

ご回答ありがとうございます。

保険料額表では一等級あがるごとに約2,700円程度、年間で約32,000円程度の増税。
月に1.5万収入が増えると考えたら3ヶ月で約45,000円増なので収入が増税を上回ります。

長谷川先生のおっしゃられるように、税があるので単純に約45,000増ではありませんが、手取りは増えるのは間違いないと思います。
(下限上限のはなしがあるのでそのへんはうまく調整する前提ですが、報酬月額は2万の差なのでうまくやれば最大3ヶ月で60,000は収入が増えます)

色々なサイトを見ても、税金が上がるとは書いてあっても、増える残業代のことについては考慮されてないので計算すると増えるのになぁと不安になっての質問でした。

ありがとうございました。

本投稿は、2023年03月19日 22時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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