「プランB」も同時に提案。知識の提供にとどまらない支援を心がけます
東京23区、神奈川県川崎市、横浜市を中心に、その近隣地域を主な業務エリアとして活動している伊藤克也税理士事務所の伊藤克也先生。「貴社を毎月訪問し、自計化システムの活用と経営改善計画策定により黒字決算を支援します」をモットーに、税務に限らずその幅広い知識で地域の経営者を支える伊藤先生にお話を伺いました。
伊藤 克也 税理士
伊藤克也税理士事務所
更新
税務に限らず労務などの最新知識も常にキャッチアップし、情報を共有
ー 伊藤克也税理士事務所では、お客様とどういう関わり方をしていますか?
伊藤克也 税理士
毎月お伺いして会計資料や会計記録の適法性、正確性、適時性を確認、というのを基本スタンスとしてやっています。
同業他社と比較するなど、月次決算後の最新の経営成績・財政状態を分かりやすくご説明し、お客様の強みや経営課題などを分析、報告したりもします。
自計化システムも推進していますが、自計化した方がメリットがありますよという案内をした上で、なかなかできないお客様もいらっしゃるので、記帳代行も対応するようにしています。当事務所で自計化支援を行ったことで自計化してもらった例も多々あります。自計化しているお客様は半々ぐらいというところでしょうか。
ー 現在顧問先にはどのようなところがありますか?
伊藤克也 税理士
製造業、運輸業、建築土木、飲食店など特定分野に偏らず、全般的に扱っています。
もともと私は会計事務所に勤務する前にはゼネコンにいたので、建築現場の中の話などもある程度わかるのは強みでしょうか。建築土木系の人たちの話は、現場の話も共通の話題として理解できますから。
会計事務所に勤務していた時から長く担当していましたし、経理的に特殊なわけでもないんですが、社長の思うところや法律的なことも理解できるので、より親身なアドバイスができます。
ー 事務所の強みを教えてください。
伊藤克也 税理士
税務・会計に関するアドバイスはもちろん、給与支払いや社会保険、労働関係といったことも勉強していますので、経営者が必要とする情報全般に精通していることでしょうか。
オールマイティに幅広い知識を持って、会社の総務や経理のご相談にお答えすることができるのがいちばんの強みだと思っています。
ー 社会保険に関してだと、たとえばどのような相談がありますか?
伊藤克也 税理士
手続きの代行はできませんが、たとえば社長が病気になった時の傷病手当などの国の制度を案内したり、休業補償の具体的な手続きなどについても、別途相談料をいただくわけではないのですが、私の方からご紹介したりします。
労働保険の毎年の申告書の作成の仕方についても指導することがあります。算定基礎届や、標準報酬月額の随時改定時に出す必要がある月額変更届などの書類の作り方なども適宜ご紹介しています。
ー 税務の知識についてのみならず、社会保険についても知識をアップデートされているんですね。
伊藤克也 税理士
常にキャッチアップするよう努めています。労働基準法に類する情報についても、法律が改正される都度、気になったところはご案内するようにしています。
月次で訪問する際に、税務会計だけでなく、そういったことも含め詳しくお伝えしています。
ー 個人の方の顧問も引き受けられていますか?
伊藤克也 税理士
個人事業主として事業をやっている顧問先も多くあります。また、不動産を持っている不動産オーナーの方も多く、それぞれ半々といったところです。
不動産を持っている方については、節税のアドバイスだったり、税制面のメリットが受けられるのなら法人化などの案内もしています。
担当していた方の親族がなくなって相続のご相談についても引き受けたり、あと単体で相続のご依頼を受けることもあります。
認定支援機関(※)にも登録していますから、事業承継についても必要があれば案内してお答えできるようにしています。事業承継税制ももちろんですが、同族株の親から子への受け渡しについても、税金のことを考えつつ将来のことを見据えてどうするか一緒に考え、提案しています。
顧問先の社長や親族構成がどうなっているか確認しつつ、会社の状況を踏まえ、どういった方法があるのかをお話をして、その中でベターな方法を選んで案内するという感じです。
※注:経営革新等支援機関とは、中小企業・小規模事業者が安心して経営相談等が受けられるために、専門知識や、実務経験が一定レベル以上の者に対し、国が認定する公的な支援機関
経営判断に気付きを与えられる“プランB”も常に提案
ー お客様と接するときに心掛けているのはどんなことですか?
伊藤克也 税理士
コミュニケーションを密にとっていくことです。それと、なるべく意見が偏らないように気を付けています。こちらからの一方的な意見になってしまい、お客様の選択肢が減ってしまうといけませんので。
A案B案あって、それぞれのメリットとデメリットをちゃんと開示するやり方をとっていますし、お客様の方からこの案でいきたいとご相談を受けた際に、逆の考え方もあってそれはそれでこういったメリットがあります、というのを示す役割も果たしています。
なるべく一方向な意見の押し付けにならないように、そして経営上の判断に気付きを与えられるように意識しています。
ー ただの知識の提供にとどまらない支援をされているんですね。
伊藤克也 税理士
そうですね、経営判断のお役に立つだけの情報提供はしようと思っています。
それとはまた別に、新しい税制が出たといったときにはいち早くご紹介しますし、日本政策金融公庫でこういう融資が出ているので、必要ならば4号認定を早く受けた方がいいですよ、といった具体的なこともなるべく早くご案内するようにしています。
せっかく毎月訪問し、コミュニケーションをとっているので、そのときだけでなく先々のことも案内するようにしていますね。
ー 訪問以外のコミュニケーションはどのようにされていますか?
伊藤克也 税理士
訪問してほしいとおっしゃる方が多いので、できる限りお伺いするようにしていますが、電子化の時代ですので、必要であればLINEグループを作ったり、Webツールでの面談も取り入れたいな、とは思っています。
現実には、やはり毎月コミュニケーションを直にとりたい、という顧問先が多いです。
ー お客様に喜んでいただけたエピソードは何かありますか。
伊藤克也 税理士
資金繰りで困っている方に銀行を紹介して融資が無事受けられたときには喜んでいただけました。状況を見て必要そうだと判断しましたら、銀行や信金を紹介してご案内するようにしています。
また、税務調査なんかでも、大きな問題にならずに修正申告なく無事済んだようなときには喜んでいただけていますね。
特別なことではなく、税理士が必要とされていることをきちんとやることで感謝が付いてくると思います。
感謝されることが税理士の仕事の醍醐味
ー 税理士になろうと思ったきっかけはなんですか?
伊藤克也 税理士
独立精神が旺盛だったからでしょうか。それと、人の役に立つ楽しさというのは、税理士にはありますね。顧問先の人から喜ばれることを、身近に感じることができます。
「助かりました」と言葉に出して言ってもらえることが多く、それはやはり喜びです。「ありがとう」という感謝の言葉を直接聞ける仕事というのは中々ないと思います。
ー 休日はどうやって過ごされていますか?
伊藤克也 税理士
最近はジョギングが好きです。自転車に乗るのも好きで、事務所にお越しいただくと目につくと思うんですが、ロードバイクを事務所に置いています。レースにも結構出場していますよ、富士スピードウェイを借り切ってやるレースですとか。
個人でフルマラソンやウルトラマラソンにも参加していて、フルマラソンのベストタイムは3時間36分です。元々アウトドアは好きなんですが学生時代にはスポーツはしておらず、昔は不健康な生活をしていたので、会計事務所勤務時代の同僚はこれだけ運動をしているのにびっくりするかもしれません(笑)。40代になってから始めて今はすっかりはまっています。
ー 最後に読んでいる方へのメッセージをお願いします。
伊藤克也 税理士
経営者のよき相談相手・話し相手になれるように、税務・会計だけではなく、経営面や社会保険、労働問題など様々な面で研鑽を欠かさず日々努力しています。お困りのことは何でも相談してください。