「縁の下の力持ち」として、お客様の要望に応えていくのが使命
静岡県静岡市にある寺田政行税理士事務所は、独立開業から38年以上の実績がある、経験豊富な事務所です。税務・会計・財務や、その他経営に関わるさまざまなサポートのほか、事業承継、相続など、幅広いジャンルをカバーしています。代表の寺田政行税理士にお話を伺いました。
寺田 政行 税理士
寺田政行税理士事務所
更新
建設業、サービス業、製造業ほかNPO法人など幅広く対応
ー 寺田先生が税理士になろうと思ったきっかけをお聞かせください
寺田政行 税理士
学生の頃、職業一覧を眺めていたときに「税理士」という仕事を知り、興味が湧いたんです。税理士なら手に職をつけて独立することができますし、経営の相談などを受けることもできるので、「自分に向いている」と直感的に感じましたね。
大学卒業後は、静岡の会計事務所で働きながら、資格取得の勉強をしました。税理士試験合格後は、東京の公認会計士事務所で実務経験を積み、27歳のときに静岡に戻り、寺田政行税理士事務所を設立しました。
ー 寺田政行税理士事務所の特徴を教えてください
寺田政行 税理士
法人に関しては、税務・会計・財務ほか、経営戦略のご相談など、経営に関わるすべてのことを総合的にサポートしています。顧問税理士として、経営者の方のさまざまな悩みを聞いて、事業発展の手助けをできればと思っています。
また、20年以上信託銀行の顧問税理士を行なっていたため、相続に関しては研究と勉強を重ねてきた強みがありますね。個人に関しては確定申告や相続税の申告などを行なってきたので、法人・個人ともにカバーしています。
なお、2020年からは東京の税理士法人に勤めていた息子が入所し、税理士が2名体制になりました。今後は事業承継や相続にますます力を入れていきたいと考えています。
ー 寺田政行税理士事務所ではどのようなお客様がいらっしゃいますか?
寺田政行 税理士
建設・建築業やサービス業、流通・小売業、製造業など、業種に関しては幅広いですね。NPO法人も収益事業を行っていれば税務申告する必要がありますので、NPO法人にも対応しています。
また最近では、介護施設や老人ホーム、スポーツジムなど、高齢化社会や健康に関わる業態や、IT関係の業種も増えてきました。
ー IT関連のお客様は法人ですか?
寺田政行 税理士
法人としてやっている方もいますし、プログラマーやデザイナーなど個人事業主の方もいらっしゃいます。個人事業主の方の場合は確定申告のほか、売上が大きくなってくると法人成りを勧めることもありますね。法人だけでなく、個人のお客様もたくさんいらっしゃいます。
ー お客様からクラウド会計を導入したいというニーズはありますか
寺田政行 税理士
経理の手間が格段に省けるので、起業したばかりの個人や法人の方からの要望が多いですね。クラウド会計を導入したいというお客様には、経理指導も行なっています。今後は、ますますクラウド会計導入のニーズが高まると思いますので、当事務所としても導入サポートに力を入れて行きます。
資金調達などの経営サポートほか、相続・事業承継にも強み
ー お客様からはどういった相談が多いのでしょうか
寺田政行 税理士
銀行から融資を受けるために提出する、事業計画書の作成についてのご相談はよくありますね。顧問契約を結んでいて、お客様の財務内容や経営ビジョンを把握しているからこそ、お手伝いをすることができます。
また最近では、私が事務所をはじめた頃からお手伝いしている経営者の方から「子どもに自分の会社の株式を譲りたい」というご相談を受けました。株式を相続で受け取った場合と、数年間に分けて贈与で受け取った場合を比較した上で、最適な承継方法のご提案をしたところお客様には大変喜んで頂けました。
ー 長い実績があるからこそ、世代が変わることに関する相談事も発生するんですね
寺田政行 税理士
相続や事業承継に関する相談は増えています。事業承継では、例えば「後継者がいないので、誰か事業を継いでくれる人を紹介してくれないか」という、税理士業務とは直接関係がない相談を受けることもあります。私の担当しているお客様で同じような業種の方がいる場合には声をかける等のサポートをしています。
ー 幅広い相談内容に対応されているんですね
寺田政行 税理士
法人・個人に関わらず、お客さまはさまざまな悩みを持っているものです。特に経営者の方は責任が重く、孤独なものです。ですから税務以外のことでも、お客様が困ったときになんでも気軽に相談いただけるように心がけていますね。
もちろん相談内容によっては、税理士では解決できない場合もあるので、その際は弁護士や司法書士、中小企業診断士など、他の士業の方たちと提携して対応するようにしています。「餅は餅屋」ということで、相談内容に応じた専門家と連携することで、お客様の要望にお応えしています。
ー お客様とはどのようにコミュニケーションを取られていますか
寺田政行 税理士
急ぎの場合を除けば、税理士の訪問頻度は3か月に1回程度なのですが、担当者は記帳や会計業務などで毎月お客様とやり取りをするほか、電話で対話もよくしているので、密接なお付き合いができていると思います。お客様からご相談やちょっとした悩みを受けたら、税理士と一緒に解決方法を見つけて、お応えしています。それに職員は経験豊富なので、お客様にも安心していただいていますね。
ー 別の税理士事務所から移られるお客様もいると思いますが、替えた理由はどんなものがありますか?
寺田政行 税理士
「報酬が高かった」「税務調査が入った際に修正申告が必要になった」という理由もありましたが、「相談の連絡をしても、すぐに返事をくれなかった」という方が多いように思います。コミュニケーション不足はお客様との信頼関係を失うことにつながるので、当事務所でもコニュニケーションを図ることに気を配っています。
ー 業務内容も多岐に渡るので、常に新しい情報を収集するのは大変ですね
寺田政行 税理士
そうですね。税理士になったあとも、税務に関する勉強や情報収集はとても重要です。そのため毎月、私を含めた税理士が集まって「税法研究会」を行なっています。この研究会では、税額控除や相続税財産の評価減など、合法的で納税者が有利となるような事案を議論していますね。また、「最近はこういう事例があった」といった情報共有もしていて、とても勉強になります。税理士の親しい先輩に誘われて参加するようになって、もう30年くらいになりますね。
ー お客様に喜ばれたというエピソードを教えてください
寺田政行 税理士
あるお客様のことですが、金融機関に融資を申し込むために、試算表や事業計画書などの資料を早急に作成する必要が発生してしまったんです。そのときは期日まで日数がなかったため、私を含め事務所の職員が残業したり、土日返上で作業を行なうことで、期日までに資料を仕上げることができました。お客様には「こんなに早く対応してくれて、ありがとう」と感謝されました。あのときは嬉しかったですね。
豊富な経験と柔軟な姿勢で、お客様の要望に応えていく
ー お忙しそうですが、休日はどのように過ごされていますか?
寺田政行 税理士
昔からバイクでツーリングしたり、自動車でドライブするなど、乗り物で遠出をするのが好きですね。先日は甲府の石和温泉まで、ハーレー仲間とツーリングしながら、泊りがけで出かけてきました。こういう瞬間は仕事のことを忘れてリフレッシュできますね。あとは、身体を動かすのが好きなので、ジムに行ったり、レッスンプロにゴルフを習ったりしています。自転車でのんびり散策に出かけたりもしていますね。英会話や麻雀もたしなんでいます。
ー とても多趣味なんですね
寺田政行 税理士
お客様と、海外旅行やゴルフに行くこともありますね。そのときには仕事の話はほんの少しで、親睦を図ることが目的になっています。
ー 今後事務所をどうしていきたいと考えていますか?
寺田政行 税理士
2020年1月からは息子と私の税理士2名体制になったので、事務所の拡大を考えています。当事務所のお客様は中小企業が中心ですが、後継者がいない会社や、今後は必然的に需要が減少していく業種の会社もあり、解散してしまう会社も増えていくと思います。
そのため今後お手伝いさせていただく業種は、変わっていくと思います。いまでもIT関連や健康関連など、比較的新しい業種に対応していますが、今後もより、前向きに柔軟に対応できるように努めていきたいですね。
ー インタビューをご覧いただいている方々にメッセージをお願いします。
寺田政行 税理士
縁の下の力持ちとして、お客様一人ひとりの声に耳を傾け、ご要望にお応えしていくことが私たちの使命だと思っています。私をはじめ経験豊富なスタッフが対応させていただきますので、安心してお任せください。
また、ご依頼内容に応じて、価格もご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。