即レス即アポ即対応、経営者の方の悩みに寄り添っていく
地下鉄西梅田駅から徒歩5分。スタートパートナーズ総合会計事務所は「会社設立」と「税理士変更」を中心に、主に大阪・東京で活動しているフットワークの軽い税理士事務所です。税理士がサービス業であることを徹底し、お客様とのコミュニケーションを重視する同事務所の代表・古殿哲士税理士にお話を伺いました。
古殿 哲士 税理士
スタートパートナーズ総合会計事務所
更新
会社設立をワンストップでサポート
ー スタートパートナーズ総合会計事務所の特徴を教えてください
古殿哲士 税理士
シンプルにお伝えすると、コミュニケーションを大切にしている事務所です。
親しみやすさや経営者の方に寄り添うということを一番大事にしていますね。また、会社設立からワンストップでサポートさせていただいています。そのため、初めて顧問税理士をつけられるお客様が多いですね。
私どもの事務所では基本的には連絡が来たらすぐにご回答するようにしていまして、接触頻度を重視しています。「即レス・即アポ・即対応」が所内の合言葉です。会計事務所なので、実務は当たり前のことを当たり前にやり、スピード感と接触頻度を高めていくこと、そこに親しみやすさが加われば満足いただけるサービスをご提供できると確信しております。
連絡ツールとしては電話やメールだけでなく、チャットワークやライン、メッセンジャー、スラックなどお客様がコミュニケーションをとりやすいツールに合わせて利用しています。ZOOMなどでのビデオチャットをすることもあります。
実務的には、決算シミュレーション、納税シミュレーション、役員報酬シミュレーションなどのサービスを提供しています。本来、会計事務所では当然のサービスだと考えておりますが、こうしたサービスは他の事務所ではほとんどやっていないようです。
ー 決算シミュレーションはどういうサービスなのでしょうか
古殿哲士 税理士
決算シミュレーションは、まず前提として、決算3か月前に過去8~9か月までの確定した数字の推移をシートに記載してお客様とお会いします。そこで、お客様から決算まで残り3か月の月間売上、変動費・固定費の見込みをお聞きして、一緒に専用シートに記載します。決算3か月前ですから、実際の金額とかなり近い数字の着地を予測できます。
そうすれば、節税対策をしない場合の最終利益はこれくらいになるという見込数値が判明します。
決算日を過ぎると、基本、節税はできないので決算前にこのフローを組むことが肝心で、しかもその数値が現実の数字の近似値でないと意味がありません。決算3か月くらい前であるのはそういった理由があるからですね。
お客様によっては、もっと前に着地が予測できることもあるので、必ずしも3か月前である必要はありません。場合によっては、決算半年前からやっているお客様もいらっしゃいますよ。
ここまで数字がそろえば、弊所オリジナルの節税案リストを使用して、社長の意向や今の資金繰り状況に合わせて、「ここからどういう節税をしていきましょうか?」というコミュニケーションができます。
「決算の着地がこうなってしまった」ではなく、「決算をコントロールしてこういう結果にした」という思いを社長が持てることが重要なんです。
ー 役員報酬と納税シミュレーションについても教えてください
古殿哲士 税理士
役員報酬が大きくなれば会社の利益を圧縮できるのですが、所得税は累進課税なので、役員報酬を上げれば上げるほど個人の税金は高くなってしまいます。もちろん、住民税や社会保険料も増えます。そのため、役員報酬を上げたら簡単に節税に結び付くというものではないんですね。なので、会社の税金と個人の税金を合わせて、キャッシュアウトがミニマムになるようにシミュレーションするのが、役員報酬シミュレーションになります。
こちらも一年間の計画ありきなので、売上や経費関係の将来計画についてお客様とコミュニケーションを取りつつ、適切な役員報酬のレンジをお伝えしていきます。
納税シミュレーションについてですが、お客様は税金に対して「いつ、いくら払うか」ということに対して、「すごく怖い」という感覚を持ってらっしゃることが多いです。
決算がいつだから、納税はいつまでにしないといけない。場合によっては中間の納税は何月に来ますと、こういうものをあらかじめ一覧にしてお客様に示していきます。これは法人税だけでなく、他の税金も含めてシミュレーションさせていただきます。
ー 資金調達についてのサポートはどのようなものになりますか
古殿哲士 税理士
設立してまだ間もない会社であれば、基本的には、保証協会か日本政策金融公庫による融資になりますので、どちらにしても事業計画書が必要になります。
私どもの事務所では、銀行での勤務経験がある方とも連携があります。お客様の事業計画書のどういうところが加点されて、どういうところが減点されるかを把握していますので、お客様の事業計画書のブラッシュアップをサポートすることができます。
もちろん、公庫の経営力強化資金にも対応しています。
ー 会社設立をされるお客様に共通する悩みなどあれば教えてください
古殿哲士 税理士
まず、「売上を上げることができるか」という点を皆様が一番不安に思っていらっしゃいますね。
一方で、事業を進めていくには、どうしても細かい知識が必要な煩雑な事務作業があります。そういったものは私たちが引き受けるので、とりあえず3年間、社長は売上を上げることに専念してくださいというスタンスでお客様にご提案しています。
社長は1にも2にも売上アップに集中していただきたい。なので、記帳代行や決算申告だけでなく、給与計算や振込・支払代行までご依頼いただくこともありますね。別部門で経理代行もやっておりますので。
スタッフさんを雇用するのであれば、退職リスクなど諸々のリスクを抱えることになります。反対に、経理代行は永久的に外注できます。経理周りは丸投げしていただき、社長は本業に一点集中していただきたいという想いがうちのサービスを生み出しています。
と、話がそれましたが(笑)、売上の壁をクリアした方が、次に悩まれるのは、ヒトの問題になります。
例えば、スタッフさんの定着率が低いとか、思ったようにその人が売上を出さないとかがあります。そのような場合には、私の事務所での経験や他のお客様での事例をお話して相談に乗らせていただいております。
「売上の壁」が最初にあり、「ヒトの壁」がその後にある。ここはどのビジネスでも一緒です。絶対に避けて通ることはできない。その時に、一番相談したい相手として会計事務所があるかどうかが一番大事であると考えています。
当たり前のことを当たり前にやる
ー 別の税理士から先生の事務所に替えられたお客様(税理士変更)も多いそうですが、変更の理由で多いものなどあれば教えてください
古殿哲士 税理士
はい。今のお客様の半分くらいが別の税理士さんから変更された方ですね。なので、会社設立からのお客様が半分いらっしゃり、もう半分は別の税理士さんから弊所に変更いただいたお客様です。
変更の理由は、代替わりのタイミングでというケースもあれば、具体的に不満があったからという方もいらっしゃいますね。
実際、税理士変更の理由をお聞きしてみると、会計事務所側がやるべきことをやっていないから変えたというケースが多いです。特に多いのが、質問しても回答がないなどのコミュニケーションの部分。税理士の態度が高飛車で、この人と付き合いたくなかったいう話もお聞きしますね。
料金の面でも、本来やるべきことをやっていないのに、料金がかなり高いケースも多いので、結果的に料金を下げられて、かつサービスも上がることが多いです。
お聞きしていると、当たり前のことを当たり前にやっていない事務所が多い印象を受けます。
ー 先生はなぜ税理士になろうと思ったのでしょうか
古殿哲士 税理士
独立志向が強かったということがまず一番にあったと思います。独立するためには資格をとることが手っ取り早かった。なおかつ、税理士という職業は、人生掛けて会社を起業した経営者と一番近い距離にいることができる。これは最高におもしろいなと思いました。税理士という資格が「税金の計算をする人」ではなく、「社長にとって一番近い距離で相談できる相手」であることが税理士になる決定打でした。
最初にお世話になった事務所は、地元の広島の個人会計事務所でしたね。一通りの実務を学ばせていただきました。その後、大手の税理士法人に興味が湧いて、大阪に出て、営業や事務所経営のノウハウを学びました。自分は職人タイプではなく経営者タイプの税理士になりたいと思ったきっかけもここでの経験があったからです。1人の力は実は知れていて、組織の力ってすごいなと痛烈に感じましたね。そういう意味では、会計事務所をやっているというよりも1つの会社をやっているという感覚を持っています。
ー これから事務所をどうしていきたいとお考えですか?
古殿哲士 税理士
組織を強くしていきながら、大きくしたいと考えています。そのためにはそれぞれのスタッフの個の力が強くなければならない。「個の力」とは、実務力、営業力、マネジメント能力・・・いろいろあると思いますが、何でもいいです。
会計事務所ですから皆実務が一定以上できることは当然ですが、何か一つ誰にも負けないような能力を持っていれば・作ることができれば、それは個の強さだと考えています。人は短所を失くすよりも長所を伸ばすほうが楽しいと思う生き物ですよね。規模が大きくなれば、その長所だけさらに伸ばすことに集中してくれたらいい。誰かの短所は誰かの長所で補うことができます。「組織の大きさ」と「組織の強さ」は対極にあるように書いてあるビジネス書も多いですが、両方のバランスがとれてないと上手く成長できるわけがないんです。
あとは、大きくすることでお客様に提供できるサービスの選択肢を増やしていきたいですね。今は会計事務所だけなので、提携している社労士さんや司法書士さんに協力をお願いするケースも多いです。なので、組織を大きくする過程で、お客様のご要望にワンストップで応えられるような事務所をつくっていきたいと思っています。規模を拡大していけば、その過程で持てる選択肢が増えていくので、いずれは社労士事務所や司法書士事務所も併設する予定です。
ー 古殿先生が税理士として大切にしていることを教えてください
古殿哲士 税理士
私たちの事務所は何か特殊な税務サービスをやっているわけではありませんが、人生掛けて起業された社長の想いに応えるべく「人間力」を大事にしています。親しみやすさや即レス即アポ即対応は、そんな社長と対峙する会計事務所の最低限のスタンスとしてあるべきものだと考えています。
例えば、お客様からラインとかチャットが入ったら、お客様は、今聞きたいから今問い合わせてきていると思うんですよ。だったら、それにできるだけ早く回答しないといけない。
経営者の方は、24時間経営について悩んでいると思うんですよ。人生掛けて起業した社長をお客様にしてサービスしていくわけですから、その意識は常に持っていないといけない。そこに抵抗があるのであれば、この仕事には向いていないくらいに考えています。スタッフにも、どういう人たちを相手に仕事しているかという部分は、しっかりと伝えています。
できるだけサービスを視覚化しようとシミュレーションも分かりやすく心がけていますが、これらは言ってしまえばテクニックで、事務所の大前提にあるのは「人間力」です。
ー 最後に経営者に向けて、一言お願いします
古殿哲士 税理士
税理士は税金の計算する人ではなくて、経営者に寄り添う仕事だと思っています。だから、経営に関して困ったことがあったら一番に相談できる人、何か悩みがあった時には相談相手として一番に思い浮かぶ人でありたいと思っています。
税理士に不満がある方、これから会社を設立しようとしている方で、そういった税理士と共に成長していきたいと考えている方がいらっしゃったら、ご連絡ください。是非一度お会いしたいです。