「よろず相談所」として税務・会計以外の困りごともフルサポート
仙台市の地下鉄勾当台公園駅から徒歩3分、北四番丁駅から徒歩3分の場所に事務所を構える、税理士法人ファーストグループ。代表の髙橋勝利税理士は、仙台市内の公認会計士事務所・税理士事務所に勤めたのち、全国規模で展開する大手税理士法人にて勤務。その後2022年1月に当事務所を開所されました。髙橋税理士に事務所の特徴や業務内容について、お話を伺いました。
髙橋勝利 税理士
税理士法人ファーストグループ
更新
税務・会計の豊富な経験とグループ力でさまざまな問題を解決に導く
ー税理士法人ファーストグループの特徴を教えてください
髙橋勝利 税理士
税理士法人ファーストグループは、行政書士法人、社会保険労務法人など、専門家が複数在籍するファーストグループに参画している税理士事務所です。
グループ内には私たち税理士だけでなく、行政書士や社労士などの専門家がいますので、ワンストップで企業のバックオフィスを支援することができます。
ー税務会計に関わらず、さまざまな相談に乗っていただけるのは心強いですね
髙橋勝利 税理士
はい、地方で企業向けの事務所をやっていると、誰に相談していいかわからない「よろず相談」をお受けすることが少なくありません。そのため税務だけでなく、法務であったり、労務であったり、いろいろな相談に対応できる窓口になれるように心がけています。
弊事務所にご相談いただければ、もしグループ内に専門家がいなくても、別の専門家を紹介するなど、なにかしらの形で解決に導けるような体制を整えていきたいと考えています。
ーほかの税理士事務所から変更して来られるお客様も多いのでしょうか
髙橋勝利 税理士
初めて税理士にお願いするというお客様もいらっしゃいますが、変更されて来られる方が圧倒的に多いですね。元々グループ会社である行政書士法人や社労士法人と取引があり、税理士を変えたいというご相談を受けて、税務サポートを開始するというケースもあります。
ー具体的にはどのような業務を行っていますか?
髙橋勝利 税理士
業務については、法人顧問をメインとしていますが、個人の方の所得税の申告や、資産税・相続税などの対応も行っています。
グループ会社が建設業許可をはじめ許認可を得意としているので、建設業の会社は多いですが、どこかの業種にのみ特化しているということはないですね。顧問先の業種は、建設業のほか、不動産賃貸業や小売業、製造業など実にさまざまです。
会計業務から税務申告、税務調査やデューデリジェンスまで幅広い業務に対応
ー法人顧問ではどのような対応をされていますか?
髙橋勝利 税理士
会計業務やクラウド会計の導入支援、会計監査、法人税の申告関連業務、税務調査への対応などを行っています。
税理士事務所は税金の計算をするだけではありません。経営数値のアドバイザーとして、お客様の経営の伴走者となれるように努めています。
会社の規模にもよりますが、経営が順調なお客様であれば、決算期を半年過ぎた頃から納税予測を行います。納税予測の損益計算書と申告書のドラフトを作成して、「決算時の納税はこれくらいですよ」とお話しして、どのように節税していくかなどを早めに対策していきます。
ー法人顧問に関しても非常に幅広い業務に対応しているんですね
髙橋勝利 税理士
これまで上場企業から中小企業まで、様々な事業規模や業種のお客様と関わってきたので、たとえば企業買収の際に必要となるデューデリジェンス業務、付き合いのある監査法人と一緒に、IPO支援などの業務にも対応しています。
幅広い税務に対応することができる点も、弊事務所の特徴だと思っています。
ーお客様のために力を入れていることはありますか?
髙橋勝利 税理士
お客様がどこに重きをおいて経営されているか、によって異なります。
数字を見てお話しする際にも、まずは売上を上げて規模を拡大していきたいというお客様もいれば、利益に重きをおく方もいらっしゃいます。ですから税理士として、お客様がどこに注力されているかを理解した上で、お話しさせていただくようにしています。
そのほか、面談回数はもちろん会議の方法についても、お客様のニーズに合わせて対応しています。弊事務所ではオンライン面談やチャットツールにも対応していますが、気軽に話がしやすいからと、直接お会いして会議をさせていただく機会も多いです。
ー利益を上げていくためには節税も重要ですが、どのようなアドバイスをされていますか?
髙橋勝利 税理士
税制改正の項目を漏れなく伝えられるように心がけています。また、優遇税制の適用条件を満たしているのに、お客様のほうで対応されていないというケースもあるので、そうした漏れを失くすように気をつけています。
以前、大手税理士法人にいた際に、消費税の課税方式の見直しで、大幅な節税に繋がったケースもありました。お客様が気づかない税務・会計に関する細かなサポートをしていくことが重要だと感じています。
ー最近の税制改正を受けて、重点的に対応されていることはありますか?
髙橋勝利 税理士
やはり、令和5年10月からスタートするインボイス制度と、電子帳簿保存法に関する対応ですね。中小企業ではまだまだ対応が遅れていて、最近質問が増えてきています。
どのような制度であるかを丁寧にご説明するとともに、インボイス制度に関しては、売り手側と買い手側の立場の双方で、どのように対応するかをお客様と相談しながら進めているところです。
買い手側の立場でいうと、インボイスを発行しない事業者への支払いは、消費税の仕入税額控除の適用を受けることができないので、「支払い先でインボイスに登録していないところがどのくらいありそうかなども確認してくださいね」とお伝えしています。
顧客ファーストの姿勢で、お客様とともに成長していきたい
ー税理士法人ファーストグループの強みを教えてください
髙橋勝利 税理士
まず私自身、30年ほどの長い税理士経験があるので、さまざまな税務に柔軟に対応することが可能です。
また、大手の税理士法人に所属していたため、公認会計士や監査法人との付き合いもあります。そのため、ファーストグループで法務や労務に対応できることに加え、なにかあったときには、グループ外の専門家とタッグを組んで対応させていただけることは、弊事務所の強みだと思いますね。
ーお客様と接するときに心がけていることをお教えください
髙橋勝利 税理士
基本的には自然体で対応していますね。ただお客様からすれば、我々士業は敷居が高いと思われがちです。あくまで「サービス業」だということを肝に命じて、お客様が困ったときに気軽に相談していただけるよう、フランクかつ丁寧に対応することを心がけています。
ーところで髙橋先生が税理士になろうと思ったきっかけをお聞かせください
髙橋勝利 税理士
学生の頃、将来の進路について父に聞かれたのですが、実はやりたいと思える仕事がなく、将来のビジョンが思い描けなかったんです。
そこで逆に父に、「どんな企業でもある仕事ってなんだろう?」と質問したところ、「コンピューターと経理に携わる仕事は、今後もなくならないだろう」と言われまして。だったら経理を勉強しようと思い、税理士になったんです。
振り返るときっかけはささいなことでしたが、やりがいのある仕事だと実感していますね。
ー業務に関わられていてやりがいを感じるのはどんなときですか?
髙橋勝利 税理士
やはりお客様から「ありがとう、お願いしてよかったよ」と喜んでいただけた際には、本当にやりがいを感じますね。
たとえばさきほどの優遇税制について、お客様が気づいていない税制の適用漏れを見つけ、対応したことで、結果的に節税につながった際には、本当に喜んでいただけて嬉しかったですね。
ー日々お忙しいかと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
髙橋勝利 税理士
私は子どもが2人いて、どちらも以前はスポーツをしていたので、休日はよく子どもが参加しているスポーツの観戦に行っていましたね。現在は2人とも高校生になり、スポーツは辞めてしまったので、今は新しい趣味を探しているところです。
ー今後、事務所をどのようにしていきたいかを教えてください
髙橋勝利 税理士
税務会計事務所をスタートして1年あまりなので、まずは事務所の規模を大きくしながら、私もお客様も、お互いがやりやすいしくみづくりをしていきたいです。
お客様とともに事務所も成長していけるように、日々努めていきたいと思います。