税理士事務所インタビュー | 税務調査・資金調達・相続など各分野のプロが手厚くサポート
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税理士インタビュー

税務調査・資金調達・相続など各分野のプロが手厚くサポート

30余年の実績を誇る税理士法人北陸会計。独立開業や新規×資金調達、財務コンサルティングなど、幅広いジャンルで経営者の支援をしています。代表税理士の谷朋洋さんにお話を伺いました。

谷 朋洋 税理士

税理士法人北陸会計

更新

7名の税理士が個々の専門分野を生かして、高品質のサービスを提供

ー 税理士法人北陸会計の特徴を教えてください

谷 朋洋 税理士

石川県の金沢に本店を構えるほか、のと事務所、輪島事務所、があり、合計3拠点で展開しています。従業員数は30名と比較的大きな事務所となっています。所属している税理士は6名ですね。「お客様の経営に対して最善のサポートを行う」という方針のもと、税務・会計業務に関するサポートはもちろん、独立開業や資金繰りのサポート、事業承継サポート、節税対策、財務コンサルティングなど幅広く行なっているのが特徴です。

ー 例えば独立開業ではどんな業務を行うのですか?

谷 朋洋 税理士

独立開業の場合、お客様はどこから手をつけていいのかわからないものです。そのため、司法書士などの専門家と連携して会社の登記を行なっています。それ以外のサービスに関しても、連携する士業と協力することで、ワンストップでサービスを提供しています。

ー 北陸会計の強みはどういったところですか?

谷 朋洋 税理士

さまざまな専門知識を持つ税理士やスタッフが多いところです。例えば、国税局や税務署出身の税理士がいるため、税務調査は強いですね。税務調査ではどのような視点で指摘を受けるのかがわかった上で、お客様の立場に立ち、その場で税務判断をすることができるところは、強みだと言えます。単に知識があるだけでなく、お客様と同様に「経営者意識」を持って向きあっているところも、当事務所の特徴といえるでしょうね。

ー 税務調査の専門家がお客様の立場で対応していただけるのは心強いですね

谷 朋洋 税理士

そこはお客様に安心していただいていると思いますね。

さらに、当事務所の代表はもともと銀行出身なので、資金繰りに関しても、金融機関が融資の際に何を重視するかなどを知った上でサポートをすることが可能です。

ほかにも相続専門の税理士がいるほか、相続診断士もいるので、相続対策にも親身にサポートすることができます。

ー 相続に関しては、定期的に相談会を開かれているそうですね

谷 朋洋 税理士

毎年、お盆に無料説明会を行っています。各事務所で無料相談の予約を随時受け付けているので、相続に関わらず、いろいろなご相談をお受けしています。相続の場合は、ご相談いただいて相続税の申告が必要であれば申告を行いますし、申告の必要はなく登記だけの場合なら、事務所で連携している司法書士をご紹介するようにしています。

ー 経営支援の一環として、研修も行なっているんですね

谷 朋洋 税理士

企業の後継者や幹部向けに「マネジメントゲーム」という研修を行なっています。これは、ゲーム参加者は経営者となって、架空の市場で会社経営をしてもらうというものです。谷代表が講師になり、当事務所で数日間かけて行ないます。いわゆるボードゲームなんですが、ソフトバンクの孫正義社長が自社の研修に取り入れていることで有名ですね。

1期ごとに決算を行い、財務諸表を作成するので、体力・精神ともになかなかハードです(笑)。参加された中には、この研修がきっかけで経営方針を転換させて、その後の会社経営にいい影響が出ているとおっしゃる方もけっこういらっしゃいますね。

ー 税理士法人北陸会計ではどのようなお客様が多いですか?

谷 朋洋 税理士

飲食店や建設業、住宅メーカーのほか、病院や介護施設といった医療関係など、実にさまざまですね。また、法人だけでなく、個人のお客様もたくさんいらっしゃいます。

ー お客様のために力を入れているところはどんなことですか?

谷 朋洋 税理士

当事務所では、クラウド会計の積極的な導入をおすすめしています。クラウド会計を導入していない場合、その月の売上や利益について最初に知るのが会計事務所になってしまいますし、経営者が数字を把握するのは、さらにあとになります。 毎月の業績を経営に生かすためには、リアルタイムの利益を把握することが大切です。もちろん、お客様にもクラウド会計を使いこなしていただく必要がありますが、それが難しいという場合には、私たちがわかりやすく伝えるなど、サポート業務を行なっています。

ー お客様に喜ばれたというエピソードを教えてください

谷 朋洋 税理士

決算前の税金対策として、お客様に「こんなことをやってみたらいかがですか?」と提案をするのですが、実際に取り入れて節税になった場合はもちろん、お客様の判断でやらなかったとしても、提案自体はとても喜ばれますね。

お客様が自分で調べたり、知り合いに聞くなどして、節税を行なっているのですが、実際には節税になっていないということも実はあるんです。場合によっては節税対策で保険に充てていた分を、運用に回したほうがいいというケースもあります。もちろん最終判断はお客様が行うのですが、「ほかにはこんな方法がありますよ」といった提案を行うことで、最善のサポートができればと思っています。

ー 個々のお客様の立場に立ってサポートいただけるのはありがたいですね

谷 朋洋 税理士

以前、当事務所のお客様の中に、倒産しかかっていた会社があったんです。かなり厳しい状況だったのですが、無駄なコストをカットしたり、自分たちの顧問料を安くするほか、資金繰りのために金融機関へ直接私たちが交渉に行きました。その結果、ギリギリのところで踏みとどまることができて、今も営業を続けています。そのときには、経営者の方にとても感謝していただきました。当事務所が「お客様と真摯に向き合っている」という姿勢が伝わったのではと思います。

ー 谷先生自身が税理士になろうと思ったきっかけをお聞かせください

谷 朋洋 税理士

やはり父親であり、30年以上税理士をしている代表の影響が大きいですね。大学時代に税理士になろうと決断し、卒業後は当事務所に職員として就職しました。当時はとにかく早く税理士になりたくて、真剣に資格勉強に取り組みましたね。

税理士という仕事は、中小企業の経営者や個人の方をサポートすることができるので、とてもやりがいを感じています。申告を自分でしている中にも、正しくできているのか不安な気持ちの方も多いと思うんです。地元北陸の方々の力になれるように、精一杯取り組んでいきたいですね。

当事務所は、私をはじめ若いスタッフも多いのですが、得意分野を持つベテランの税理士がたくさんいるので、わからないことは相談しやすいなど、学べる環境に恵まれていると思いますね。その一方で、私が面談した中でこれから独立開業するお客様などは、若手の税理士のほうが話しがしやすい、将来にわたって長く付き合えると喜んでいただいています。

ー 初めて担当したお客様について教えてください

谷 朋洋 税理士

実は、初めて担当したお客様は、私の友人なんです。個人事業主で内装業を経営しているんですが、当時友人は経営者として、私は担当者として、お互いわからないこともたくさんあったので、まさに「一緒に成長してきた」という感じですね。現在経営がとても順調で、法人化しました。先日行なった金沢本店の内装工事も、友人に手伝ってもらいました。

ー 友人と一緒だからこそ、切磋琢磨して成長して来られたんですね

谷 朋洋 税理士

それはあると思いますね。担当している友人はもちろん、友人以外のお客様でも、ほかのお客様を紹介してくれることがけっこうあるんですよ。自分が頑張って来たことが伝わっているという結果だと思うので、やっぱり嬉しいですね。

ただ嬉しい反面、件数が多くなるとキャパシティの問題が出てくるので、それはひとつの課題だと思っています。当事務所では職員がお客様の担当者となり、日々の会計処理や経理業務を行うほか、お客様の悩みや相談に応じて税理士が対応するという体制を取っています。自分はいまのところ、担当者としてお客様と直接やりとりを行っているのですが、いずれは新しい担当者に引き継ぐ可能性もあります。

職員と税理士とが密に情報共有することでお客様の問題を早期に解決

ー こうした体制でお客様とやり取りを行う際に心がけていることはありますか

谷 朋洋 税理士

当たり前のことなんですが、もし担当者がお客様から相談事やちょっとした悩みを受けたら、すぐに税理士に報告して、早めにお客様にお答えするように心がけています。このスピード感がお客様にとってはとても重要なんです。私が職員としてお客様と接している頃のことですが、お客様は「この人に相談して大丈夫かな?」ということを常に考えているのだと感じました。

少し違う話になりますが、税理士を当事務所に変更されたお客様のお話を聞くと、「以前の事務所は決算前の節税対策をしてくれなかった」とか「クラウド会計を入れたいと相談したら渋られた」という話がけっこうあるんです。お客様からすると、知り合いや仕事関係の会社が行なっている節税や、会計システムがいいと聞いたから税理士に相談したかったわけですが、話を聞いてもらえないと不信感が湧いてくるのだと思いますね。

ー 確かに話を聞いてもらえないと、経営者としては不安になりますね

谷 朋洋 税理士

実はこうした問題が発生するのは、お客様と接する担当者が、税理士にすぐに伝えていなかったり、情報共有できていなかったというケースも多いと思うんです。そのため当事務所では、従業員の新人教育の際に「お客様から相談を受けたときにはすぐに報告して、その後迅速にお返事するように」と徹底して教えています。まだお客様にとって不十分な部分もあるかと思いますが、今後さらに注力していきたいですね。

ー 採用や人材育成に関してどんな取り組みを行なっています

谷 朋洋 税理士

例えば週休2日制を取り入れるなど、従業員が働きやすい環境づくりをいろいろと始めているところです。働きやすい事務所であればいい人材も集まりますし、幸せな気持ちで仕事をしていれば、お客様にも伝わります。それが結果としてお客様の満足度につながると思います。

お客様にとっても従業員にとっても「一番」の事務所でありたい

ー 日々お忙しいと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

谷 朋洋 税理士

私自身、身体を動かすのが好きなので、休日はサッカーやフットサルをしたり、友人と飲みに行くことが多いです。家族揃って出かけることも多いですね。

また最近は、ゴルフの練習もはじめました。ある人に「ゴルフを一緒にすると、相手のことを深く知ることができる」と言われたんです。世代が違うと、一緒にお酒を飲んでも話があわないこともあるけれど、ゴルフは年代に関係なくつながることができると。それに、うちのお客様でもゴルフをされる方がけっこういるので、誘われたときに「できません」とお断りしたくないな、と思ったんです。でもなかなか上達しないので、いま頑張っているところです(笑)。

ー 会計人として大切にしていることは何ですか

谷 朋洋 税理士

税金や会計の知識がどれだけあったとしても、コミュニケーション能力がなければ意味がないと思います。さきほどの従業員の教育の話と同じなのですが、会計人である前に、まず「一人の社会人」として、挨拶だったり、お客様との対話とか、そういう当たり前のことを大切にしています。税金にまったく関係ない相談なども受けたりするので、そういうこともきちんと聞いて対応していきたいですね。

それと、これは私の意見ですが、お客様が大切にしているものを自分も大切にしたいな、と思っています。例えば家族だったり、会社の従業員だったり、お客様のお客様だったり、大切にしているものは人それぞれです。そうした気持ちに共感して、お客様に寄り添っていければと思っています。

ー これから事務所をどうしていきたいですか。

谷 朋洋 税理士

従業員にとっては働きやすく、お客様にとっては相談しやすくて頼りにしていただける、そんな事務所にしていきたいですね。働いている人が幸せな事務所なら、お客様との関係も自ずとよくなると思うんです。

従業員にとっても、お客様にとっても「一番」と感じてもらえる事務所になっていければと思います。

編集後記

経験豊富な税理士が揃う強みに加え、クラウド会計の積極的な導入や、職員の採用・人材育成にも力を入れるなど、変化を恐れず挑戦し続けようという想いがとても伝わってきました。スピード感のある対応に加え、経営者の立場で親身に相談に応じてくださる、おすすめの税理士事務所です。

谷 朋洋(税理士) 税理士法人北陸会計

従業員数:30名(うち税理士6名) ※令和6年7月現在
所在地:〒921-8041 石川県金沢市泉2-5-8
http://www.hokurikukaikei.com

<プロフィール>
1987年生まれ。大学卒業後、税理士法人北陸会計に職員として就職。2017年に税理士登録。現在は金沢本店の所長税理士を務めている。趣味はサッカー、フットサルほか、野球観戦。妻、お子様2人で家族4人です。