国税庁での豊富な経験・知識を元に、幅広く税理士業務を提供
2019年に開業し、千葉県富里市に事務所を構える菅野信夫税理士事務所。中小企業や個人事業主の顧問税務や申告書作成のほか、贈与・相続税の相談まで、幅広いサービスを展開しています。元国税調査官としての豊富な知識と経験を誇る、菅野信夫税理士にお話を伺いました。
菅野 信夫 税理士
菅野信夫税理士事務所
更新
国税局で長年勤めた経験を活かし、経営者に有益なアドバイスを行う
ー 菅野信夫税理士事務所は2019年8月に開業したのですね。
菅野信夫 税理士
44年間の国税局、税務署勤務を経て、2019年7月に退職しました。今後は「今までの税務経験を還元できるような仕事をしたい」という想いがあり、税理士事務所を開業いたしました。
長年国税局職員として、主に法人税調査を行ってきた経験を活かして、個人事業主や中小企業の会社の成長や、税務・経理などについて、効果的なアドバイスができるように心がけています。
ー 菅野信夫税理士の主な業務内容を教えてください。
菅野信夫 税理士
顧問税務のほか経理・決算、税務調査などのご相談に対応しています。
たとえば税務調査についてですが、納税者にとっては税務調査が行われないことがいちばんいいワケです。そのためには、税理士が申告書を作成し、同時に税理士法第33条の2に規定する、税理士が記載した書面を添付することが効果的です。
これは「書面添付制度」といって、これを利用しておけば税務調査の対象となった際には、税務署は、税務調査の前に税務の代行を行う税理士の話を聞かなければなりません。税務署が税理士の話を聞いて、その結果、調査の必要がないと判断されれば、税務調査を省略することができるのです。
また、申告を税理士に依頼することで、内容をきちんとチェックした正しい申告書を作成している、とアピールできるため、税務調査が入る確率を下げることができます。まずはこうした制度を知っていただいて、申告書作成のお手伝いをさせていただくメリットをお伝えしていきたいです。
ー 税務調査が行われると、納税者にとっては手間がかかりますので、税理士に申告を依頼することのメリットは大きいですね。ほかにはどのような業務を行っていますか?
菅野信夫 税理士
法人税や個人事業主の所得税の申告だけでなく、法人の役員の方の個人の確定申告も行っています。また、経営者や個人事業主も、個人の相続や贈与などの問題は発生しますので、贈与税や相続税のご相談や申告業務にも対応しています。
そのほかにも、法人の事業承継についてのご相談やアドバイス、特例承継計画作成のお手伝いをさせていただければと思っています。
ー 特に中小企業では、事業承継に関して今後要望が増えていきそうですね。
菅野信夫 税理士
経営者の方が世代交代していく中で、税負担を出さずにいかにスムーズに事業を継承できるかは、大きな課題となっていきます。そうした事態が発生した際にも対応していけるようにと考えています。
お客様の中には、個人事業主でいずれは会社設立を検討している方もいらっしゃるので、将来的に事業承継の面でもサポートしたいですね。
効率的で利便性の高い電子申告や会計ソフトの導入を推進
ー 幅広い税務業務に対応されているんですね。
菅野信夫 税理士
税理士は税に関するスペシャリストです。これまでの経験から得意としている法人税に加えて、すべての税に関するご相談に対応できるようにと、日々務めています。
税理士として業務を行っている以上、あらゆる税務のご相談に対応していきたいです。
ー お客様の業種、業態もさまざまですか?
菅野信夫 税理士
そうですね、不動産業や製造業、卸売業、小売業、建設業、サービス業などさまざまですね。そのほかには電気管理事業を行う個人事業主も担当しています。
ー お客様に対して積極的に取り組まれていることを教えてください。
菅野信夫 税理士
国税電子申告・納税システム(e-Tax)や地方税ポータルシステム(eLTAX)の活用による、効率的な電子申告の推進に力を入れています。
電子申告は、納税者がマイナンバーカードさえ持っていれば、すぐに電子証明書を取得できますし、インターネット経由で簡単に申告手続きが行えます。以前よりも利用のハードルも低くなっていますし、使い勝手もよくなってきています。
実際に足を運ばなくても手続きを行うことができるので、納税者にとっても税理士にとっても、利便性が高い申告方法です。お客様には積極的にすすめていきたいと考えています。
ー そのほかにはどんなところに力をいれていますか?
菅野信夫 税理士
経理に関しては、お客様が将来ご自身で行えるような環境づくりのお手伝いを目指しています。具体的には、当事務所で使用している会計ソフトの導入をお客様におすすめしています。
会計ソフトを利用することで、お客様も経理に割く時間を削減できるほか、自計能力の向上にもつながります。さらに、そのデータを活用して申告書を作成することができます。
お客様一人ひとりと深く付き合いながら、丁寧で幅広い税理士業務の提供を行う
ー 菅野信夫税理士事務所の強みを教えてください。
菅野信夫 税理士
当事務所は自宅の一室を事務所としていますし、業務は私ひとりで行っているので、月々の固定費用を抑えることができます。そのため、業務内容などによって金額は異なりますが、できるだけお客様の要望に沿った金額で業務を引き受けることができます。
あとは、フットワークが軽いことですね。お客様が困っていることがあるときは、電話だけでなく訪問して、状況をきちんと確認して対応するようにと心がけています。積極的に動き、かつ正確で丁寧な税理士業務の提供をモットーとしています。
ー 今後はどのような事務所にしていきたいと考えていますか?
菅野信夫 税理士
ひとりで業務を行っているということもありますが、たくさんの顧客を担当するというよりは、お客様一人ひとりと深くお付き合いすることで、お客様に寄り添ったさまざまな税務支援を行っていければと思っています。
ー お客様と接するときに心がけていることはありますか?
菅野信夫 税理士
お客様と面談する際には、「裏付けはこれですよ」と税法の根拠を示しつつ、できるだけわかりやすく説明をするように心がけています。
また、税金のことでわからないことがあれば、気軽に話しかけていただけるような、気さくな税理士を目指しています。私自身が話をするのが好きなので、依頼主の方にもどんなことでも相談していただきたいですね。
「本当は聞きたいんだけど、こんなことを聞いてもいいのかな?」と迷っていることでも、ぜひお声をかけてください。そうしたご相談に対応できるよう、私自身も日々勉強を重ねています。
ー これまでにお客様に喜ばれたエピソードがあれば教えてください。
菅野信夫 税理士
お客様に申告書作成の依頼を受けたのですが、その兼ね合いで前年分の申告書も拝見したところ、申告書に誤りがあり、税金が還付されることがわかりました。
そのことをご説明して、手続きを行った結果、2年分の税金が還付されることになりました。お客様には喜ばれましたね。
経営者の税務の悩みにサジェストできるのが、顧問税理士の仕事
ー おひとりで業務をこなすとなるとかなりお忙しいかと思いますが、休日はどのようにしてお過ごしですか?
菅野信夫 税理士
ジョギングが趣味なんですが、長距離マラソンも好きなので、住まいのある富里市の富里スイカロードレースや、勤務経験のある香取市の香取小江戸マラソンには、定期的に参加しています。
また2年前からは、趣味で株取引やFXの勉強を始めました。まだまだ見習い中ですが、お客様とお話するときに話題にもなりますし、投資に関する所得税申告のお手伝いを行うことにも役立ちます。
ー お客様にとって、どんな税理士でありたいと思っていますか?
菅野信夫 税理士
税理士にとって、申告書の作成や、経理はもちろん大切な業務ですが、経営者の悩みについて、具体的な提案ができることが大切だと考えています。
たとえば税務的なアドバイスや、事業承継の準備をどのようにしていくかなどを、経営者のパートナーとしてサジェストしていけるようにしたいですね。それが本来の顧問税理士の仕事だと思っています。
ー では、最後に経営者の方にメッセージをお願いします。
菅野信夫 税理士
税務関連で悩みごとがある方は気軽にご相談いただければと思います。法人税は長年携わってきていますので得意としていますし、もちろんそれ以外の税務に関しても、対応させていただくことが可能です。
まずは私と実際にお話していただいて、依頼するかなどご判断いただければと思います。