個人事業主が交通費を経費として記帳する際の仕分けについて
現在、個人事業主としてソフトウェアエンジニアをしています。年間課税売上が1000万以下の免税事業者です。
freee会計ソフトでの交通費の記帳について質問させてください。
交通費はモバイルSuicaにて自分で支払い、後日実費を取引先から売上とともにまとめて入金していただいています。
記帳の際は「立替金」または「旅費交通費」どちらで記帳するべきでしょうか。
また税区分は、支出の段階では「課税仕入10%」、収入の段階としては非課税なので「対象外」での登録で間違い無いでしょうか。
ご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

立替金となります。免税事業者であれば、税区分は関係ないのではないでしょうか。

石割由紀人
免税の個人事業主であれば消費税課税区分が正しくなくても、それほど神経質になることはありませんが、取引先の交通費を立て替えた場合の記帳方法は、実費精算を行うか否かで2つの方法があります。
1. 実費精算を行う場合
勘定科目:「立替金」を使用します。
仕訳:
交通費を立て替えた時:借方)立替金 10,000 / 貸方)現金 10,000
交通費が返金された時:借方)普通預金 10,000 / 貸方)立替金 10,000
消費税:立替金は課税対象外(不課税)です。
2. 実費精算を行わない場合
勘定科目:
支払時:「旅費交通費」
入金時:「売上高」など
仕訳:
交通費を立て替えた時:借方)旅費交通費 10,000 / 貸方)現金 10,000
交通費が返金された時:借方)普通預金 10,000 / 貸方)売上高 10,000
消費税:
旅費交通費:課税仕入(原則として、交通機関の利用は課税取引)
売上高:課税売上(役務提供の対価として受け取る場合は課税取引)
本投稿は、2025年01月19日 12時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。