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税理士ドットコム活用事例インタビュー 野原大智税理士事務所 新規開拓に手が回らなくても勝手に理想の顧客を見つけてくれる

野原大智税理士

2022年5月に開業した「野原大智税理士事務所」。「無理な業務拡大をせずに、事務所の成長に合わせて理想のお客さまを探したい」と当サービスを利用し始めました。「希望の案件を必要なときに見つけられるのが魅力」と話す代表の野原大智税理士に、実感しているメリットやコストに対する考え方を伺います。


上場企業での経理経験を生かして開業

初めに、税理士を目指した経緯をお聞かせください。

野原大智税理士事務所でのインタビューの様子1

野原税理士 私は商業高校の出身で、授業などで学んだことを生かそうと税理士になるための勉強を始めました。科目合格の段階で一般企業に就職したので、働きながら資格を取得には苦労しました。通常の給与に加えて資格手当を支給されたのがうれしかったですね。サラリーマンとしては会社の経理業務に加え、連結決算や東京証券取引所への情報開示などを担当してきました。

そして2022年5月に、これまで培ってきた知見を広く役立てようと「野原大智税理士事務所」を立ち上げました。他事務所での勤務経験が無いまま開業したのはなかなか珍しいケースだと思います。

提供している主なサービスは会計関連の指導やサポート、税務顧問業務などです。個人事業主のお客さまが最も多く、記帳代行や法人化の相談もよく受けます。

新規開拓の9割以上は当サービス経由

新規顧客の獲得における経路や割合を教えてください。

野原大智税理士事務所でのインタビューの様子2

野原税理士 お世辞ではなく、新しいお客さまは「税理士ドットコム」からの紹介が90%以上を占めます。あとは既存顧客からの引き合いにも助けられています。

不動産のオーナーさまが所有物件を増やすごとに法人を立ち上げ、それぞれで顧問業務を担うこともありますね。お客さまゼロの状態から開業したので、つながりの輪がどんどん広がっていくのを感じています。

一方「税理士ドットコム」でせっかくマッチしても、事前情報が足りず、面談時間も確保できない場合は見積もりを出しても響きません。限られた条件下でいかにお客さまの要望を引き出せるか、コミュニケーションの取り方を工夫する必要があると思います。

余談ですが、事業とプライベートの領収書が混在している方に出会うこともあります。余計な手間を増やさないためにも契約前にヒアリングを重ねるよう勧めます。

既存顧客の満足度はどのように高めているのでしょうか?

野原税理士 お客さまは全国にわたり、コストを抑えたコンパクトなサービスを提供しているため、コミュニケーションはウェブ会議システムとメールが中心です。時代を反映し、これまで対面で会ったことが無い方も多くいます。

毎月の面談なども実施していませんが、それでも確定申告が落ち着いた頃にはオンラインで顔と顔を合わせながら現状を説明します。他にも大事な相談があれば、事務職員に任せず自ら伺うよう心がけています。

イメージは「手数料=営業担当者の人件費」

「税理士ドットコム」ご登録の経緯をお聞かせください。

野原大智税理士事務所でのインタビューの様子3

野原税理士 既存のお客さまゼロで開業したので集客に一定のコストは必要と考えておりました。そのため、有料無料は問わず、自分のペースに合った販路拡大の手段を探す中で「税理士ドットコム」を見つけた次第です。

特に魅力を感じたのは「要望通りのお客さまが自動的に紹介され、業務を契約した時点で報酬が支払われる」というシステムです。同様のサービスを手がける他社からも「ホームページを作りましょう」「オフィス機器を安くリースするのでうちのサイトに登録しませんか?」などと連絡がありましたが、メリットを感じられずすべて断わりました。

当サービスを利用し続けている理由を教えてください。

野原税理士 使い始めて約1年半が過ぎました。継続している最大の理由は「理想のお客さまとマッチングできるから」です。

具体的に私は、年間売り上げ5000万円以下の中小企業やスタートアップの紹介を希望しています。なぜなら企業規模が大きくなるほど税理士事務所側でコントロール可能な領域が少なくなっていくので、業務プロセスの効率化など柔軟に対応いただけるような規模のお客さまの方がお互いに業務負担が抑えられるかと考えております。

お客さまの業界や業種は特に指定していませんが、なぜかEC事業者とマッチする傾向にありますね。他の税理士と競合しない領域なのか、成約率も非常に高い印象です。

コストパフォーマンスはいかがでしょうか?

野原税理士 顧問契約では年間報酬額の約70%、確定申告や決算などの非継続案件では30%が手数料として発生しますよね。出費は気になりますが、逆に「営業担当者を採用できた」と前向きにとらえています。

現在は事務所職員のトレーニングや業務プロセスやチェックリストの整備などの事務所内部の業務に力点を置いており、なかなか集客に注力できませんが「税理士ドットコム」は成功報酬のみで動き、案件を受けられないときはスルーしても文句を言われません(笑)。

おかげさまで現在は仕事のクオリティやボリューム、モチベーションの維持を含め、最適解を得られていると実感しています。

利用時に心がけていることはございますか?

野原税理士 やり取りを通じてお客さまが現状を整理できていないと判断したら、要点をまとめて質問するよう意識しています。どのような目的や意図で税理士を頼るのか、必ずクリアにしてから契約に移ります。

質問への回答や見積もりの提出ではレスポンスの速さも重視しますね。予定が重なって対応が遅れそうな場合も見込みのスケジュールを伝え、お客さまを不安にさせないよう注意しています。

改めて「税理士ドットコム」を使って良かったことをお聞かせください。

野原税理士 実際に2023年4月からの1年間で約3000もの見込み客を紹介してくれました。その中から年間売り上げ額などを目安にサポートしたいお客さまを選べる上、ピンポイントかつ効果的にアプローチできる点がとても素晴らしいです。

自分自身の引き出しを増やすためにも、希望条件とは異なる会社の情報もチェックしています。量も質も満足でき、現時点で他社サービスを利用するつもりはありませんね。

事務所を支える税理士との出会いに期待

最後に今後の目標を教えてください

野原税理士 現在、一定レベルの知識と経験を持つ税理士であれば十分に担当できる案件を受注しているのも円滑な引き継ぎを想定しているからです。

新メンバーにはタスクを絞り込んだ短期集中型のトレーニングを用意し、速やかに一人前に育て、事業の拡大を加速させてほしいですね。

また、ITも積極的に取り入れてペーパーレス化を進め、場所や時間に制限されない働き方も目指していますね。

まだ完全ではありませんが、そもそも私のように20代で独立できる税理士はわずか1%程度だと聞いたことがあります。今後もサービスの適正価格を守り、仲間を増やして共に前進したいものです。

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取材協力税理士

野原大智税理士事務所 代表 野原 大智(のはら だいち)税理士

事業会社で社会人としての経験を積み、2022年に税理士登録をした後20代として野原大智税理士事務所を独立開業。起業間もない顧客を中心にサポートし、オンラインツールなどを駆使して全国各地の顧客に向けた税務顧問のサービスを提供しています。